大会テーマ:未来を創る!~最先端技術への躍進!~
日時:令和7年9月26日(金) 13:00~19:30
会場:大阪広域生コンクリート協同組合「テクノ・ラボ大阪」
「グランドプリンスホテル大阪ベイ」
1.「テクノ・ラボ大阪」 見学会
2025年3月に完成したばかりの大阪広域生コンクリート協同組合「テクノ・ラボ大阪」を見学しました。
「テクノ・ラボ大阪」は天井が高く、廊下も広い豪華な造りであり、またコンクリートをふんだんに使用し、木目調のコンクリート壁があるなど、生コン関連施設らしさがありました。
研究棟では、自動の空気量測定機や凝結時間試験機を始め、あまり見ることのない中性化試験機や長さ変化試験機(恒温恒湿の大部屋あり)があったり、骨材の試験室が防音であったりと、最新設備が広々とした空間に備え付けられていました。
またNIKKO製フルオーダーメイドの生コンクリート製造設備は見学が想定されており、表面はどぶメッキが施されピカピカで、バーチャルゴーグルが用意されているなど、小学生が見たら最先端設備でカッコイイ と思うオーラを発していました。
2.基調講演
1)「大阪・関西万博の開催状況等」
大阪府・大阪市万博推進局の企画部長様より、「万博の入場者数の推移」や、「入場者へのアンケートを実施し、対策に反映して成果を上げている」ことなどについてご講演を頂きました。
2)「生コン出荷減少時代に挑む、生コン組合のR&D戦略」
大阪広域生コンクリート 統括技術部長様より、大阪広域生コンクリートの組合で取り組んでいる再生骨材を用いた「再強コンクリート」について、ご講演頂きました。
再強コンクリート Type-Bと呼んでいるものは、予備強度16N/mm2 で打設を捨てコン、均しコン、ラップルコンの非構造体に限定することで、実際に協同組合で販売されています。
販売のネックとしては強度16のみのJIS外であり、施工側の仕様書と合致しないため敬遠されることがあり、強度18の追加を検討しているとのことであった。
「コンクリート用粒状化再生骨材」がJIS A 5308に取り込まれれば、新たな戻りコンクリートの処分方法が確立されるとのことで、期待が膨らみました。
3.懇親会
大会後の懇親会は「グランドプリンスホテル大阪ベイ」に移動して行われ、各人が交流を深めました。ステーキや寿司の調理実演や、大阪名物のたこ焼きなどが食べきれないほどに出され、さすが食い倒れの街というべきか、その全てが美味しかったです。
最後は、大阪青年部会長から、来年開催地の鹿児島県青年部会長に万博マスコットの「みゃくみゃく首飾り」が引き継がれ、大いに盛り上がりました。
(大阪万博)
今回の大阪全国大会は、大阪万博の開催期間に合わせて例年より早めに開催されており、翌日に時間のある青年部会員は、駆け込み需要で大混雑の大阪万博に行って楽しみました。
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